植木の里 細河散策コース

のんびりとお散歩


歩いて巡る里山、池田の奥座敷のおもむきで山すそに点在する神社仏閣をめぐるコース

【1】 池田駅

阪急バス西口乗車(久安寺方面ゆき)

バス約20分

【2】久安寺

赤や黄の もみじがもてなす 久安寺

久安寺

秀吉由来のカヤの木茶家でいっぷく

神亀2年(725)行基創設。その後、弘法大師の再興を経て久安元年(1145)近衛天皇の安産祈願の際「久安寺」と名付けられた。池田では格式のあるお寺で、豊臣秀吉が月見の茶会を催し、境内には秀吉お手植えのカヤの木が残っている。花の寺として春は花、秋は紅葉の広い庭はよく整備されている。国の重要文化財の楼門は室町初期のもので軒反りの美しさと仁王像の位置の工夫で有名。涅槃堂には大きな釈迦の寝姿の石像が安置されている。



【3】細川神社

ほそごう6ヵ村の延喜式内社

細川神社

並河誠所が認める

植木の里、細河の北の山すそ吉田にひっそりとある。神社の存在は平安の初期からといわれ、池田では数少ない延喜式内社である。ご神体は和船の「かじ」「かい」で水の神社。本殿は小さいが17世紀の建築で、安政4年(1857)に修復されている。現在本殿は大屋根で覆われ保護されている。1間社流れ造り、正面唐破風造り、こけら葺きの立派なもの。江戸時代の儒者並河誠所の建立した「細川社」の石碑が残っている。

所在地: 大阪府池田市吉田町1

【4】陽松庵

禅修行の聖地

陽松庵

「浪北禅林」の扁額のある山門

池田の北、細河の里の山中にある臨済宗のお寺。古くは夢想国師の開基といわれ、享保6年(1721)、天桂禅師に帰依した木部の牡丹屋下村小兵衛が現在地に建築寄進した。七堂伽藍の様式が整っており、入り口の三門には天桂禅師の筆による扁額「浪北禅林」(浪速の北にある禅林)が掛けられている。広い座禅堂があり日曜日午前9時30分から一般参加できます。

所在地: 大阪府池田市吉田町179

【5】慈恩寺

北の守護神 吉田の毘沙門さん

慈恩寺

夏には多品種の蓮の花咲く

陽松庵と隣り合わせにある曹洞宗のお寺。開基は725年、行基菩薩といわれ、江戸時代には能勢妙見街道の守護神として祀られていた。明治になり山中より里近く現在の地へ移転した。本尊は毘沙門天で「吉田の毘沙門さん」と呼ばれて、縁日にはたくさんの人で賑わっている。寒山寺の鐘の寺として有名で、中国蘇州市から送られたもの。よく知られている漢詩「楓橋夜泊」の碑があり、鐘をつくこともできます。

所在地: 大阪府池田市中川原町485

徒歩約25分

【6】無二寺

平安の歌人 和泉式部の里

無二寺

行基創建 等覚寺が前身。しのぶ梅が有名

和泉式部の墓の寺として有名。植木の里古江にある。古くは行基菩薩の創建といわれ、木曽義仲の寿永の乱で焼失。その後永禄5年(1562)僧曇清が再建し無二寺となった。現在は曹洞宗で池田の大広寺の末寺である。和泉式部は様々な人生遍歴の末、大江山の鬼退治で有名な源頼光の有力な家臣平井保昌の妻となった。墓地には和泉式部の供養塔(宝きょう印塔)が残されている。

所在地: 大阪府池田市古江町387

徒歩約15分

【7】阪急バス中川原停留所

バス約10分

【8】池田駅

【ルートマップ】